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リフォームの断熱でDIYとプロ施工の違いとは?断熱材の種類を徹底解説
2025.06.09冬の寒さや夏の暑さに悩まされている住まい、断熱リフォームで本当に快適になるのか不安ではありませんか?
たとえば、床下や天井、外壁に断熱材をしっかり施工するだけで、室温の変化が穏やかになり、冷暖房の効率が大幅にアップすることが分かっています。断熱性能を向上させることで、ヒートショックのリスクを抑えるなど、健康面にも好影響が期待されているのです。
この記事では、断熱リフォームで後悔しないために知っておくべき情報を詳しくまとめました。
株式会社浜工務店では、住宅リフォームにおいて、お客様のニーズに合わせた最適な提案を行い、快適で省エネルギーな暮らしを実現しています。特に窓のリフォームや断熱工事に力を入れており、エコで快適な住環境を提供しています。断熱性能を向上させることで、冬の寒さや夏の暑さを軽減し、省エネルギーで光熱費の削減にもつながります。また、窓のリフォームでは、デザイン性と機能性を兼ね備えた最新の窓を採用し、お家の外観を美しく保ちながら、快適な室内環境を実現します。お客様の理想の住まいを形にするために、丁寧な施工と誠実な対応でサポートを続けています。リフォームのご相談は、まずはお気軽にご連絡ください。

株式会社浜工務店 | |
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住所 | 〒675-0023兵庫県加古川市尾上町池田1770−1 |
電話 | 079-424-3730 |
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リフォーム 断熱とは?築年数が経った家でも効果が出る理由
築30年・40年の家に断熱が必要な根本的理由
築30年から40年を経過した住宅では、建築当時の断熱基準が現在と比べて大幅に低いため、断熱材の性能が劣化していたり、そもそも断熱施工自体が不十分なケースが多く見られます。結果として、冬は室内の暖気が逃げやすく、夏は外気の熱がそのまま伝わりやすいため、冷暖房にかかるエネルギー消費量が増大し、年間を通じて光熱費が高騰する要因となります。
築年数が経った家で見られる断熱性能の劣化状況は以下の通りです。
築年数 | 断熱材の使用状況 | 断熱性能の目安 | 主な問題点 |
築10年以内 | 高性能グラスウールや吹付け断熱が主流 | 高い | 快適性が高く問題少ない |
築20年 | 一部断熱材に劣化あり | 中程度 | 結露や冷暖房効率に課題 |
築30年 | 昔の基準で簡易的な断熱 | 低い | カビ、ヒートショックのリスク |
築40年以上 | 無断熱または断熱材なし | 極めて低い | 健康被害や構造劣化の可能性 |
断熱リフォームは、古い住宅でも断熱材の追加や内窓の設置、外壁の改修などにより断熱性能を大幅に向上させることが可能です。現在、国土交通省や環境省も住宅の断熱化推進を打ち出しており、リフォーム補助金制度を活用することで費用負担を抑えながら快適な住環境の再構築が実現できます。
「断熱リフォーム」と「まるごと断熱リフォーム」の違い
断熱リフォームには主に「部分断熱」と「まるごと断熱」の2つの方式があります。それぞれの特徴を理解することで、目的や予算に合わせた適切な選択が可能になります。
部分断熱とまるごと断熱のそれぞれの特徴は以下の通りです。
比較項目 | 部分断熱リフォーム | まるごと断熱リフォーム |
対象範囲 | 窓や床、屋根など一部 | 屋根、壁、床、開口部すべて |
工期 | 1日~1週間 | 2週間~2か月 |
効果 | 局所的に改善 | 家全体の快適性・省エネ性が向上 |
向いている住宅 | 軽微な改善を求める家 | 長期的な快適性を重視する家 |
最近では、断熱等級やBELS評価制度に基づいて断熱性能を数値化し、事前にどの程度の効果が得られるかをシミュレーションできるサービスも登場しています。これにより、より納得感のある施工計画が立てられるようになりました。
部位ごとの断熱方法とリフォーム効果
断熱リフォームを行う際には、施工部位ごとの断熱手法とそれによる効果を正確に把握しておくことが重要です。特に熱損失が大きい窓、壁、屋根、床の4部位については、それぞれに適した断熱方法が存在します。
まず、最も熱の出入りが激しいのが窓です。窓からの熱損失は住宅全体の約50%に達するとも言われており、二重窓(内窓)の設置や既存サッシのカバー工法によって、大幅な改善が見込めます。Low-E複層ガラスなど高性能ガラスを採用すれば、紫外線や結露防止の効果も期待できます。
このほか、部位ごとの断熱手法と効果を整理した表にまとめました。
部位 | 主な断熱方法 | 特徴 | 効果の目安 |
窓 | 内窓設置、カバー工法、Low-E複層ガラス | 簡易施工可、即効性あり | 熱損失を最大50%削減 |
壁 | 外張り断熱、充填断熱 | 建物の構造によって選択 | 快適性・防音性向上 |
屋根 | 吹付け断熱、グラスウール | 夏の暑さ対策に有効 | 室温上昇を抑制 |
床 | 根太間断熱、吹付け断熱 | 冷気の侵入を防ぐ | 足元の冷えを改善 |
リフォームにおいては、これらの断熱箇所を組み合わせて最適なバランスを見つけることが重要です。また、リフォーム業者の断熱実績や施工品質、断熱材の性能表示(熱伝導率λ値や厚み)なども比較材料とし、費用対効果の高い断熱リフォームを目指しましょう。
断熱リフォームの業者選びと見積もりのチェックポイント
地元密着型と大手業者の違いと比較
断熱リフォームを検討する際に最初のハードルとなるのが「どの業者に依頼するか」です。工事の仕上がりや満足度は、選ぶ業者によって大きく変わります。特に「地元密着型の工務店」と「全国展開の大手業者」では、提供されるサービスや費用、柔軟性などが異なるため、それぞれの特徴を理解したうえで選定することが求められます。
両者の代表的な比較を表にまとめたものです。
項目 | 地元密着型工務店 | 大手リフォーム業者 |
対応地域 | 地域限定での対応。地域特有の気候や建築様式に詳しい | 全国一律対応が可能。エリアごとの専門性はやや薄いこともある |
提案の柔軟性 | 顧客と距離が近いため柔軟で細やかな提案が可能 | 事前に用意されたメニューからの提案が多く、柔軟性はやや低い傾向 |
価格帯 | 中間マージンがないことが多く、比較的リーズナブル | 営業費や中間マージンが加算されるため、総額が高くなる傾向 |
保証・アフター | 事業者ごとに対応差はあるが、親身なアフターフォローが期待できる | 統一された保証制度があり、書面化されていて安心感がある |
実績の信頼性 | 口コミや地域での評判に依存するため、事前の情報収集が不可欠 | ブランドや会社規模による安心感がある |
工期の調整力 | 日程調整が比較的しやすく、柔軟な対応が可能 | 工期は事前調整されており、変更が難しい場合がある |
このように、それぞれの業者には明確な特性があります。たとえば「相談のしやすさ」や「価格の融通性」を重視するのであれば地元工務店が向いていますし、「信頼性」や「明確な契約体系」を重視する場合は大手業者が安心です。自身の優先項目を明確にしたうえで、数社から見積もりを取り比較することが失敗しない断熱リフォームの第一歩です。
見積もりを取る際に必ず確認すべき項目リスト
見積もり書は単なる金額の一覧ではなく、施工内容や品質、保証内容まですべてが反映された重要な資料です。そのため、提示された金額だけに注目するのではなく、記載された内容全体を細かく確認することが重要です。特に下記の項目は見逃さずに確認すべきです。
- 施工部位と範囲
どの箇所に断熱工事を実施するか(屋根、壁、床、窓など)。部分施工なのか全面改修なのか。 - 断熱材の種類とスペック
使用する断熱材の名称、厚み、熱伝導率などの数値が明記されているか。 - 施工方法(工法)
吹付断熱、充填断熱、外張り断熱など、使用工法の明示と説明があるか。 - 付帯工事の有無
養生、解体、処分、仮設足場などの費用が含まれているか。 - 工期とスケジュール
施工にかかる日数、着工予定日、完工予定日などが明示されているか。 - 保証内容の詳細
断熱材の耐久年数、施工保証の期間、保証内容の具体性。 - 補助金申請対応の可否
自治体の断熱リフォーム補助制度への対応経験や申請サポートの有無。 - 見積もりの有効期限
契約締結の期日、価格の有効期限などの記載があるか。
これらの項目を踏まえて、複数の業者の見積もりを比較する際は、金額差の理由を明確に把握することが重要です。たとえば、同じ「窓断熱」としていても、ある業者はLow-E複層ガラスを提案している一方、別の業者は内窓を設置するプランかもしれません。材料や工法の違いを理解して判断する力が問われます。
また、業者ごとに専門用語の使い方や表現が異なることもあるため、不明点は必ず確認し、納得したうえで契約に進むことがリスクを避けるカギとなります。
断熱リフォームで使われる断熱材の種類と性能比較
一般住宅で使われる主要な断熱材の特徴一覧
断熱リフォームを検討する際、適切な断熱材の選定は快適な住環境を実現するために非常に重要です。以下に、一般住宅で広く使用されている主要な断熱材の特徴をまとめました。
ロックウール
ロックウールは、玄武岩や溶鉱炉スラグなどの鉱物を高温で溶融し、繊維状に加工した断熱材です。耐火性に優れ、700℃以上の高温にも耐えることができます。また、吸音性も高く、騒音対策にも効果的です。湿気にも比較的強く、結露の発生を抑える効果があります。施工は吹き付けや充填など多様な方法に対応しています。
グラスウール
グラスウールは、リサイクルガラスを主原料とした繊維状の断熱材で、断熱性、吸音性、不燃性に優れています。価格が比較的安価でコストパフォーマンスが高く、広く普及しています。ただし、湿気に弱く、施工時には防湿対策が必要です。また、経年劣化により断熱性能が低下する可能性があるため、定期的な点検が推奨されます。
押出ポリスチレンフォーム(XPS)
押出ポリスチレンフォームは、プラスチック系の断熱材で、熱伝導率が低く、高い断熱性能を持ちます。耐水性に優れており、湿気の多い場所でも性能を維持できます。軽量で加工がしやすく、施工性にも優れています。ただし、熱に弱く、火災時には有毒ガスを発生する可能性があるため、使用場所には注意が必要です。
ウレタンフォーム
ウレタンフォームは、現場で発泡させて施工する断熱材で、隙間なく充填できるため、高い気密性と断熱性を実現します。耐久性にも優れており、長期間にわたって性能を維持できます。ただし、価格が高めで、施工には専門的な技術が必要です。また、火災時には有毒ガスを発生する可能性があるため、使用には注意が必要です。
セルロースファイバー
セルロースファイバーは、新聞紙などのリサイクル紙を主原料とした自然素材の断熱材です。調湿性に優れ、室内の湿度を適切に保つ効果があります。また、防音性や防火性にも優れており、快適な住環境を実現します。施工は吹き込み工法が一般的で、専門的な技術が必要です。価格は中程度で、環境に配慮した選択肢として注目されています。
断熱材の性能比較と選び方のポイント
断熱材を選ぶ際には、熱伝導率、価格、施工性、防音性などの性能を比較検討することが重要です。以下に、主要な断熱材の性能を比較した表を示します。
断熱材 | 熱伝導率 (W/m・K) | 価格帯 | 施工性 | 防音性 | 特徴 |
ロックウール | 0.038~0.045 | 中 | 中 | 高 | 高耐火性、吸音性に優れる |
グラスウール | 0.035~0.045 | 低 | 高 | 中 | コストパフォーマンスが高い |
押出ポリスチレンフォーム | 0.028~0.035 | 中 | 高 | 低 | 高い耐水性、軽量で加工しやすい |
ウレタンフォーム | 0.024~0.030 | 高 | 低 | 中 | 高気密性、長期間性能を維持 |
セルロースファイバー | 0.038~0.043 | 中 | 低 | 高 | 調湿性、防音性に優れ、環境に配慮した素材 |
選び方のポイントとしては、以下の点を考慮すると良いでしょう。
- 予算: コストを抑えたい場合は、グラスウールや押出ポリスチレンフォームが適しています。
- 断熱性能: 高い断熱性能を求める場合は、ウレタンフォームや押出ポリスチレンフォームが効果的です。
- 防音性: 騒音対策を重視する場合は、ロックウールやセルロースファイバーが適しています。
- 環境配慮: 環境に優しい素材を選びたい場合は、セルロースファイバーがおすすめです。
- 施工性: DIYでの施工を考えている場合は、グラスウールや押出ポリスチレンフォームが扱いやすいです。
断熱リフォームDIYは可能?プロとの違いと注意点
自分でできる断熱DIYとそのメリット・限界
断熱リフォームを検討する際、コストを抑えるためにDIYを考える方も少なくありません。実際に、ホームセンターやインターネット通販では、初心者でも扱いやすい断熱グッズが数多く販売されています。代表的なアイテムとしては以下のようなものがあります。
商品例 | 特徴 | おすすめ箇所 |
断熱シート(窓用) | 透明で日光を遮らず、貼るだけ簡単 | 窓・ガラスドア |
内窓設置キット | 窓枠に樹脂フレームを装着し断熱力向上 | 窓全般 |
隙間テープ | ドアやサッシの隙間に貼る | 玄関・窓サッシ |
断熱カーテン・ボード | カーテン裏や窓前に設置して冷気遮断 | 窓・玄関 |
DIY断熱の最大の魅力は、材料費や施工費を大幅に抑えられる点です。また、自分のペースで作業できるため、スケジュール調整もしやすいのが特徴です。
プロに依頼した方がよいケースとその理由
断熱リフォームにおいて、プロの施工が必要不可欠となるのは、建物の構造に深く関わる施工箇所や、高断熱化が求められる場面です。たとえば以下のようなケースでは、DIYよりも専門業者の介入が推奨されます。
プロに任せるべき断熱リフォームの代表例
施工対象 | 理由 | 必要な専門技術 |
外壁や屋根 | 構造材の間に断熱材を充填する必要がある | 壁体構造、熱工学の理解 |
床下 | 狭所作業・湿気対策・断熱材の固定が必要 | 床下点検・施工ノウハウ |
気密処理 | 高断熱化には気密層の確保が重要 | 熱橋処理・気密測定技術 |
断熱等級の取得 | 一定以上の性能を証明するための専門知識が必要 | Ua値、断熱等級設計ノウハウ |
特に気密性が不足すると、いくら高性能な断熱材を使用しても効果が半減します。断熱リフォームの目的は、室内温度の安定化と光熱費の削減ですが、それを最大限に実現するには、プロの持つ施工技術と知識が不可欠です。専門業者は、現場調査をもとに最適な工法を選定し、必要に応じて気密測定やサーモグラフィ診断などを行うことで、断熱の効果を数値で見える化してくれます。
また、補助金の申請や住宅性能表示制度(断熱等級やBELSなど)に対応した設計が可能なのも、プロならではの強みです。
まとめ
断熱リフォームは、単なる快適性の向上だけでなく、光熱費の削減や健康リスクの軽減、さらには住宅の価値向上にもつながる、非常にメリットの大きい改修工事です。
床下・天井・外壁・サッシなど、建物の構造や既存の断熱性能に応じて最適な工法を選ぶことが重要であり、断熱材の種類や施工方法、施工部位によって費用や効果も大きく変動します。
断熱リフォームは、暮らしの質を大きく左右する重要な選択です。放置すれば、毎年の光熱費が無駄にかかるだけでなく、ヒートショックや結露、カビといった健康リスクも増してしまいます。今こそ、自分の住まいと真剣に向き合い、必要な対策を講じるタイミングといえるでしょう。
適切な知識と判断で、快適で省エネな住環境を手に入れてください。
株式会社浜工務店では、住宅リフォームにおいて、お客様のニーズに合わせた最適な提案を行い、快適で省エネルギーな暮らしを実現しています。特に窓のリフォームや断熱工事に力を入れており、エコで快適な住環境を提供しています。断熱性能を向上させることで、冬の寒さや夏の暑さを軽減し、省エネルギーで光熱費の削減にもつながります。また、窓のリフォームでは、デザイン性と機能性を兼ね備えた最新の窓を採用し、お家の外観を美しく保ちながら、快適な室内環境を実現します。お客様の理想の住まいを形にするために、丁寧な施工と誠実な対応でサポートを続けています。リフォームのご相談は、まずはお気軽にご連絡ください。

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よくある質問
Q. 断熱リフォームの効果は築30年や築40年の古い家でも実感できますか?
A. はい、築30年以上の家でも適切な部位に断熱施工を行うことで、冷暖房の効率が大幅に向上し、年間の光熱費が30%以上削減されるケースもあります。特に窓や天井、壁、床といった熱の出入りが多い箇所の断熱強化は、室内温度の安定やヒートショック防止にもつながり、高齢者世帯にも有効です。
Q. 自分で断熱リフォームするのと業者に依頼するのでは、何が違いますか?
A. DIYでできる断熱対策としては、ホームセンターで購入できる断熱シートや内窓キットなどがあり、初期費用を抑えながら効果を得ることも可能です。ただし壁内部や床下、屋根など構造体に関わる部分の断熱は、施工技術や気密性の観点からもプロによる施工が必要です。仕上がりの品質や長期的な効果を考えると、専門業者への依頼が推奨されます。
Q. 断熱材はどれを選べばよいですか?価格や性能に違いはありますか?
A. 一般住宅で使用される断熱材には、ロックウール、グラスウール、ウレタン、押出ポリスチレンフォーム、セルロースファイバーなどがあります。それぞれ熱伝導率や施工性、価格が異なり、たとえばグラスウールは施工性に優れコストも比較的安く、ウレタンフォームは気密性が高く断熱性能に優れます。使用箇所や住宅の構造により最適な素材が変わるため、見積もり時に断熱性能(熱貫流率やUa値)と価格を比較することが大切です。
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